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六月に読んだ本 〜君がいるから…〜

雑すぎる読書健忘録も今月で一周年ですね。感慨もくそもない。
いつものようにネタバレ注意。


読んだ小説

薬指の標本
人様のブログにハアハアしたコメントを投下するなど言語道断な悪行やらかして読んだ本。
えろーーーーい!!!かったです。特に何もしてないのに色気やエロスを漂わせる文章や絵を描く人にもなりたいので(「も」ってなんだ)ふんふんと参考にしつつ読みました。いや「何もしてない」と言えば何もしてないけどやっぱしてたな。
薄暗い雰囲気の、ひんやりとした埃にまみれた空間がなんとも言えない。確かに暗い色調のフランス映画が似合ってるなあ。あとちょっと怖い話の要素が入っててそこも点数高いです。
瑞希さんが抜粋した部分を最初読んだときは床に紙が大量に散らばっているイメージだったんですけどまさか本当に活字がぶちまけられているとは思ってもみませんでした。


夜明けの縁をさ迷う人々夜明けの縁をさ迷う人々
(2007/09)
小川 洋子

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短編集。世にも奇妙な物語っぽいのがちらほらあったんだけど小川洋子っぽさがそれを遥かに凌駕していました。ラ・ヴェール嬢とかなあんだそりゃああああああ!!!ってなった。そこはかとなく漂うエロスと読者を突き放すようなオチが特徴。
地の文と台詞が似ていてそこだけ違和感。


偶然の祝福 (文芸シリーズ)偶然の祝福 (文芸シリーズ)
(2000/12)
小川 洋子

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連作。妙に毒が抜けてる感じがするなあと思ってたらメルヘンだったからか。(帯より)
この人の書く女の人は浮世離れしてると思ったら妙に俗っぽくて時々混乱する。
字体が整ってて大きめなので読みやすかったです。


妊娠カレンダー (文春文庫)妊娠カレンダー (文春文庫)
(1994/02)
小川 洋子

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国語便覧に芥川賞、直木賞の歴代受賞者の表があって、そこで見かけたときにぎょっとして覚えてたタイトルでした。まさか小川洋子さんだとは思わなんだ。
姉の妊娠が発覚してから出産までを日記風に淡々と綴っていくんだけどなんだか怖い。肝心の、そこが知りたいんだよ!ってとこをぶっちりと引きちぎって終わらせるやり方は昔からだったんですね。

「知ってるけど馴染みのない単語」と「日常に溶け込んでる単語」が効果的に混ざり合ってひんやりとなまめいていて読んだ後なんとも言えない気持ちを残す小説を書く人だなあというのが全体を通して感じたことです。しょぼ。
しかし、「博士の愛した数式」ってどんな小説なんだろうなあ。ますます想像がつかない。


姉ちゃんの詩集 (MouRa)姉ちゃんの詩集 (MouRa)
(2006/12/21)
サマー

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流行に遅れるにもほどがある。
若い女の子の、むき出しというか等身大の気持ち(胡散臭いなあ)がユーモアを交えてストレートにびゅんびゅん突き刺さってくるので笑えてくると同時に切ないような懐かしい気持ちになりました。姉も弟も萌えるなあ仲のいい姉弟だなあ。


幽霊屋敷で魔女と (山中恒よみもの文庫)幽霊屋敷で魔女と (山中恒よみもの文庫)
(1997/04)
山中 恒

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私の小学生のときによく読んでいた作家さんのうちの一人。主人公の女の子が妙に男っぽくてべらんめえな感じだったのが新鮮で面白がって読んでた。あと登場人物が発する奇声が変だったのも面白がって読んでた。なにこの小学生きもちわるい。
新しいママが魔女だったドッギャアアア――z__ンというおなじみの題材だったけど小学生の頃に帰れたみたいに楽しめました。最後が説明が多くなってしまったのが残念だったけどまあ一応ハッピーエンドなのでよかったというか。
理論社の山中恒よみもの文庫のシリーズでは、「背後霊倶楽部」と「トラブルさんこんにちわ」が好きだった。今でもたまに読みたいと思うんだけど「トラブルさんこんにちわ」が探してもない。一回きりしか読んでないけど細かいとこが記憶に残ってて強烈な本だった。


シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメシモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ
(2005/08/03)
田丸 公美子

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通訳30年の著者が体験してきたことをエッセイ風にまとめた本。通訳って美味しいなァいいなああと何度も思いました。でも今はみんな英語しゃべるからあんまりいらないんだってさ通訳。
イタリア男とイタリア女の悲喜こもごもの恋愛模様+αが詰め込まれてて大変参考になりました。なんの参考になるかはまったくわからないしなんの参考にもならないとは思うけど面白かったです。とっても。名前の元ネタになっているデカメロンも読んでみようと思います。
関係ないけどフィレンツェの大聖堂らくがき事件はイタリアらしさがこれでもか!と見えてgkbrしました。怒ってんのかマジで言ってんのかわからねえ…


地獄を極楽にする方法地獄を極楽にする方法
(2003/10)
美輪 明宏

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美輪さんの人生相談をまとめた本。美輪さんの本は遠目からでも分かるくらいレタリングや色が凝ってて見つけやすいですね。レトロなレタリング文字が見えたら「ああ美輪さんの本だ」って思う。
誰もが抱えている悩みから不幸の博物館みたいな悩みまで色々取り揃えていて面白かったです。美輪さんの考えはいいなーと思います。すごいあっさりしていて重苦しくない。
あと、「30歳で処女というのは、恥ずかしいことなのでしょうか」(要約)という悩みに対する返答にすごいこと書いてあったのでそこだけ抜粋。

「処女かどうか」ということは、はっきりいって、なんの意味もありません。処女だから恥ずかしがる必要なんてないのです。逆もまた真なりで、非処女であることも、なんの意味もない。ただの皮1枚のことでしょう。ただの1枚の皮が、女の価値を左右するはずがありません。恋愛すれば、セックスしたくなるのは自然なこと。セックスすれば、処女じゃなくなる。単にそれだけの話です。


目がポーンてなった。今までこういう手合いの相談にこういう風に返す人を見たことがなかった。いやあんまりこういう手合いの相談を読むこともめったになかったので定石かもしれないんだけど、そうだよなあと思った。処女のくせにな。
もしかしたら世間は案外あっさりと普通にこう思ってるのかもしれない…のかな?、と思ったと同時に「…ん?」と思ったけど。よし私はあと十年は大丈夫!!!
ダイエットあと二つくらい増やそう……成人式まであと半年。



読んだ漫画

上京ものがたり上京ものがたり
(2004/11)
西原 理恵子

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今の私の身分では近からず遠からずな題材(どっちかというと遠い)だったので腰をすえて読みました。絵の勉強もきちんとして、本も売れて、それでいて破天荒なことをやらかす西原先生を見るとこれが無頼派かあと思います。あと西原先生ってもてるよね、美人だし。


銀曜日のおとぎばなし (1) (集英社文庫―コミック版)銀曜日のおとぎばなし (1) (集英社文庫―コミック版)
(1999/04)
萩岩 睦美

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銀曜日のおとぎばなし (2) (集英社文庫―コミック版)銀曜日のおとぎばなし (2) (集英社文庫―コミック版)
(1999/04)
萩岩 睦美

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銀曜日のおとぎばなし (3) (集英社文庫―コミック版)銀曜日のおとぎばなし (3) (集英社文庫―コミック版)
(1999/04)
萩岩 睦美

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図書館から借りてきたシリーズ。
歴史あるりぼんの古き良き時代の名作ということで読んでみた。絵はあっさりしていてさくさく読めた。三部作っていうか、内容が明確に三編に分かれていてそこだけあれっ?って感じでした。
内容は、よくある母子ものなんだけど(三編中二編がそれ中心だったので便宜的にこう言います)、狙ってるような感じもしなかったので良かったです。とにかく、丁寧に丁寧に、心を刻みながら、心をこめて創ってる感じが伝わってきて心が洗われるというか、目が覚めるような思いでした。


ロッキン★ヘブン 6 (6) (りぼんマスコットコミックス)ロッキン★ヘブン 6 (6) (りぼんマスコットコミックス)
(2008/02/15)
酒井 まゆ

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なんで急にりぼん。なんで六巻だけ。
割と評判の良かった短編が併録されているというので買ってきた。全体を通しての内容はあんまり興味なくて、内容もぱら見だけにしとこうかと思ったのにわりと面白そうなエピソードで、しかもこの一巻で始まって終わったのでお得な気分でした。でもアッーだなんてまゆぽそひどい。恋の一方通行が結局主人公に返ってくるんでそこは萎えたけど別にメインじゃないからいいや。
作者自身のコンプレックスが抽象的ではなくむき出しになってるので柱とかも面白かったです。主人公には自分の思ってることとか言いたいこととかコンプレックスってぶちこめないけど、脇役キャラにならぶちこめるから自然と脇役キャラのほうがいい味出すようになるんだよな。
この作者は裏ブログ云々で一度騒動になってて、それを知って以来あまりいい感情は抱けないのですが、絵やセンスはりぼんの中では看板レベルなので頑張っていい作品を描いてほしいです。
で、この一巻だけを買う理由になっている「ブラウン・ガーデン駅」なんだけど、作者がもともと好きだったものが短いページの中でいかんなくつめこまれててにやりとした。正直もっと長いかと思っててその部分だけ拍子抜けしたけど雰囲気は淡々としてていい感じだし、多少の疑問点もそんなに気にならなかった。前作のピーターパン症候群が同系列だけど打ち切りくらっちゃったしな…
今月号で終わって、来月から新連載がやるらしいですがこれも同系列でローゼン酒井っぽいので期待です。がんばれまゆぽそ。


のだめカンタービレ(1)のだめカンタービレ(1)
(2002/01)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (2) (講談社コミックスキス (382巻))のだめカンタービレ (2) (講談社コミックスキス (382巻))
(2002/04/12)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (3) (講談社コミックスキス (393巻))のだめカンタービレ (3) (講談社コミックスキス (393巻))
(2002/08/09)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (4) (講談社コミックスキス (411巻))のだめカンタービレ (4) (講談社コミックスキス (411巻))
(2002/12/13)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (5) (講談社コミックスキス (423巻))のだめカンタービレ (5) (講談社コミックスキス (423巻))
(2003/03/13)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (6) (講談社コミックスキス (438巻))のだめカンタービレ (6) (講談社コミックスキス (438巻))
(2003/07/11)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (7) (講談社コミックスキス (451巻))のだめカンタービレ (7) (講談社コミックスキス (451巻))
(2003/10/10)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (8)のだめカンタービレ (8)
(2004/03/12)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (9) (講談社コミックスキス (488巻))のだめカンタービレ (9) (講談社コミックスキス (488巻))
(2004/06/11)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (10) (講談社コミックスKiss (505巻))のだめカンタービレ (10) (講談社コミックスKiss (505巻))
(2004/09/13)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (11) (講談社コミックスKiss (523巻))のだめカンタービレ (11) (講談社コミックスKiss (523巻))
(2005/01/13)
二ノ宮 知子

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のだめカンタービレ (12) (講談社コミックスKiss (544巻))のだめカンタービレ (12) (講談社コミックスKiss (544巻))
(2005/05/13)
二ノ宮 知子

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のだめかわいいよのだめ。
世間の流行から大分遅れて手を出してみました。あふるる才能、苦悩する天才、迫力ある音楽のシーン、DVじみたギャグシーン、個性あるキャラたち、とヒットするのも頷ける盛りだくさんの内容でとても楽しかったです。続き読みてー。ドラマのキャスティングは主役2人だけ覚えてたんですけどなんか面白そうですね。観てみようかな。
日本編は青春熱血部活漫画でわくわくしました。日本編の主人公は千秋だと思う。一番苦悩してたし。のだめもすごかったけど。特にラフマニノフを連弾でやりたい云々のくだりは個人的に盛り上がった。
ヨーロッパ編でのだめがやっと主人公らしくなったなーと思った。恋愛もだいぶ進展して音楽が絡んでいくのか行かないのか、このさきの展開が楽しみです。
各巻のあとがきで作者もすごい音楽について造詣が深くて勉強してたことがすごかったです。いやあそこまで音楽を取り扱っているんだから当然といえば当然のことなんだけど。
やっぱあらゆる芸術の中で一番音楽が難しくて人を選ぶよなー…と思います。


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